「言葉を尽くせばわかりあえる」という幻想が捨てられない

たまに思い知ってはすぐに忘れること。

理論的に客観的に物事を考えることで摩耗する

「言葉を尽くせばわかりあえる」という幻想が捨てられない

Photo via VisualHunt


先日妊活休職に入って1カ月経った友人に会って、「精神的にどう?」って聞いたら「ハイ、論破!ってことを考えなくて良くなって凄く心が穏やか」って言ってて、「あー、わかるなー」と思いました。

別に「ハイ、論破!」ってその場では思ってるわけじゃないんだけど、仕事してるとどうしても理論的に他人に説明できるように積み上げていかなきゃいけない。それがリスクヘッジにもなるし。

とくに彼女の場合はそういう職種なので「なんとなくそう思ったから」みたいな感覚では難しいのかもしれません。

私もデザインの仕事をしてると「アートだね!」と言われたりするんだけど、『いや、アートじゃなくてデザインです』って心の中で訂正して笑顔で流してる。(性格悪い。笑)

アートは自己完結でいいんだけど、デザインは他者に想いを伝えるツールだから全く別物なのだよね。フォントひとつ選ぶにしても理論的な理由付けが必要なんですよ。自己表現じゃなくて伝えるための術だから。

ちょっと話がそれたけど、「ハイ、論破!」って実際に全然思わないし、上司や同僚や後輩を言い負かす必要なんかないんだけど、客観性がある「理由づけ」を自分の中に持っておくっていう作業が仕事になると重要なんだよなー、とか。

それを無意識で繰り返してると知らないうちに疲弊するよね、そうだよねって心底思う。

別に分かり合うために理論的に考えてるわけじゃない


そんな話があった後、社内のクレーム対応してる偉い人が「あの時どう言えば相手の尊厳を傷つけずに、自分たちの意見を通すこと(自分たちに落ち度がなかったとわかってもらう)ことができたんだろう」って言ってたのです。

それを傍から聞いてて、なんとなく違和感を抱いて考えてたんだけど、自分の中で「要するに分かり合える前提だからしんどいんじゃないか」っていう結論になりまして。わかりにくくてすみません。

まあ、クレーム対応で分かり合えなかったらもっと酷いことになるから、その偉い人の言ってることは正しいんだけど、私が単純にそういう感想を抱いたっていうだけです。

対上司、対お客様、対同僚などの対個人で考えたときに「客観的に理論的に考えを積み上げること」って概ね役に立つんだけど、役に立たなくても不思議じゃない。絶対に分かり合えないひとって一定数、しかも少なくない数いるから。

それなのになんで普段から客観的に理論的に考えを積み上げてるのかって言ったら「外堀を埋めるときに役立つように」っていうだけなんだよね。

クレーム対応の何が大変って第三者が間に入ることが少ないからなわけで、いざ事が大きくなって客観的な視点が入った途端解決するってつまりそういうことなんろーなー、と思うなど。

でも「言葉を尽くせば分かり合えるんじゃないか」っていう幻想を捨てきれないでいる

「言葉を尽くせばわかりあえる」という幻想が捨てられない

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理論的思考を積み上げると複数で仕事する場合は大抵うまくいく。でも個人対個人だとなかなか難しい。とくに上下関係がないとか利権が見えにくいプライベートだと余計に。

でも「話せば分かり合える」っていう幻想がなかなか捨てられないんですわほんとに。

もちろん仕事と違って、プライベートだと「合わなかったら付き合わない」っていう逃げ場はあるんだけど、家族とか恋人とか親しい関係だと「付き合わない選択肢もあるけど、付き合いたい」っていう気持ちもある。

そういうときって「血を分けた身内だろうが好きな人だろうが分かり合えない人がいる」っていう前提で対策を考えるって意外とできない。絶対そっちのほうが早道なのに諦めきれない傾向が強いです。

で、結局分かり合えなくて、距離が開いたときに「分かり合えない人っているよねそういえば」って思いだして空しい気持ちになるのです。そしてすぐ忘れる。

割り切れれば楽なのかなーとも思うんだけど、でも割り切ったところで実は何も解決しないし、失敗したり傷ついたりしながら、痛いなりに飲みこんでいくしかないのかと、ぼんやり思いました。

結論ない上にネガティブなポストですみません。年末なのでセンチメンタルな気分にすぐなるのです。(別に何があったわけでもないというにこのネガティブさ。笑)

本当は全部リライトしようと思っていたほど瑕疵だらけですが、「ダラダラ書く」のがこのブログなのでエイッとポストしてしまいます。お粗末!

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